1.大会および競技
(1)当大会の名称を「WICRO LEAGUE(ワイクロリーグ)とする。
(2)当大会は、女子11チームによる総当たり方式(レギュラーシーズン:WLRS)とし、3月から10月の期間中に開催する。
また、総当たり戦の結果により上位チームが11月にプレーオフ戦(WLPO)を開催する。
(3)当大会は、最新の「日本バスケットボール協会競技規則」を適用して実施する。一部、ローカルルールを適用する。
(4)試合形式:WLRSは10分4ピリオド制(流し)、WLPOは10分4ピリオド制(止め)で行う。
(5)延長戦[OT]は3分間。再延長はVゴール方式[LS]。
[延長戦[OT]詳細]
4ピリオド終了後に同点の場合は、インターバル1分後に試合時間3分の延長戦を行う。
残り2分止め、得点後も止め、チームファウルは4ピリから継続、タイムアウトは両チーム1回ずつ。
※延長戦[OT]終了後にさらに同点の場合は、インターバル1分後に『ラストショット方式[LS]を行う。
『ラストショット方式[LS]』とは、『先に1点以上決めたチームの勝利とする』方式である。
[再延長[LS]詳細]
時間は無制限(計測しない)とする。24秒計、14秒計のみ計測する。ファウルは4ピリおよび延長から継続。タイムアウトは認められない。交代は認められる。開始はボールポゼッションに従う。
☆[OT]及び[LS]は、レギュラーシーズン及びプレーオフの共通ルールとする。
2.参加資格
(1)選手は18歳以上の女性であること。なお、選手が未成年者の場合は保護者の同意が必要となる。
(2)当大会は、プロチーム、都道府県のクラブ連盟所属チーム、および実業団チームは参加不可とする。
(3)当大会は【ハイクラス選手制度】を用いる。
※【ハイクラス選手制度】とは、【プロ、実業団、都道府県クラブ連盟(家庭婦人は除く)、大学リーグに所属している選手をひとくくりに「ハイクラス選手」とし、「ハイクラス選手」は「同時にコートに立てる選手は1人まで」とするもの】。
各試合前スコア記入の際にハイクラス選手を提示(わかるように記入、マーキング)し、相手チーム及び審判・TOに対しても申告することとする。
3.ベンチの制限
(1)ベンチは、役員・スタッフ3名以内、選手15名以内の18名以内とする。
(2)ベンチはオフィシャル席に向かって右側を組み合わせ表の若い番号に記されたチームとする。
(3)選手の行動は審判の権限の下におかれる。
4.ユニフォーム
(1)ユニフォームは0番または00番から99番までの任意の番号とする。また、チームは、色・形共に統一されたユニフォームを着用すること。
(2)着用するユニフォームの濃淡は、組み合わせ表の左側(組み合わせ番号の若い方)に記されたチームが淡色とする。
ただし、トラブル防止のため、ユニフォームは濃淡両方準備すること。
(3)ダブルヘッダーの2戦目以降は、必要があれば事前にチーム間で話し合い、ユニフォームの濃淡を決めてもよい(必ず事前に協会に報告し了解を得ること)。ただし、ベンチは変えないこと。
(4)その他プレイヤーが身に着けているもので、審判がプレイに支障があると認めたものは、その指示に従い速やかに取り外すこと。タトゥー、刺青は露出しないこと。
(5)ビブス・ナンバリングでの出場は認めない。
5.キャプテン(チーム代表者)
(4)キャプテンはそのチームにおける代表者であり、各チーム必ず1名選出し、事務局にその旨を伝える。事務局からの連絡窓口及びチーム内への周知を担当する。また、試合内外共にチーム全ての責任を負い、どんなときでも礼儀正しく、また丁寧でなければならない。
(1)キャプテンは、そのチームのコート上での代表者である。説明を得たいこと、あるいはぜひ知りたいことがある時は、ボールがデッドでゲームクロックが止められている間なら、審判に尋ねることができる。ただし、どんなときでも礼儀正しく、また丁寧でなければならない。
(2)キャプテンは、前のゲームのハーフタイムまでにチームメンバーの氏名(漢字・フルネーム)・番号を、スコアシートに記入すること。
(3)キャプテンは、ゲーム開始5分前までに、スコアシートに記入されたチーム・メンバーの氏名・番号を確認し、チームのキャプテンおよび最初に出場する5人のプレイヤーをスコアラーに知らせる(スコアシートに記入)。
(5)試合前のスコア記入を滞りなく行う。また、ハイクラス選手について、虚偽無く正確に申告する。
(6)審判・TO担当や会場準備、会場後片付けの担当となった場合、チーム代表者はチーム全員で行うよう促す役目がある。
(7)チーム状況の変化により、指定された試合及び審判・TOの時間に出席できない等の事態が起こった場合は、遅滞無く事務局に連絡を入れなければならない。
6.チーム審判員
(1)チーム審判員は、そのチームにおける審判を担当する者、又はその者を補佐する者である。各チーム必ず1名選出し、事務局にその旨を伝える。
(2)審判の技術面においても優良でなければならず、どんなときでも礼儀正しく、また丁寧でなければならない。
(3)チーム審判員に任命された者は、適時事務局に対して意見を述べることができる。なお、審判員による会議が開かれる場合には、当該会議に積極的に参加することとする。
(4)チーム代表者と当該審判員は、兼任できないこととする。
7.審判・オフィシャル
(1)審判は、割り当てられた各チームが分担する。また、審判が試合の途中で交代することは認めない。
(2)審判着および笛を必ず持参すること。忘れた場合は事務局から借りること。審判着(1回300円)・笛(1回100円)。
(3)オフィシャルは各チームで責任を持って行うこと。
(4)審判・オフィシャルへの態度が悪いチームは協会へ報告すること。
8.不正補強(二重登録・虚偽登録)
(1)試合開始前に確認した場合
ア)メンバー表提出完了時は没収試合とする。
イ)メンバー表提出前の時は該当選手を失格させ試合を行う。
(2)試合中および試合終了後に確認した場合、理由の如何を問わず没収試合とする。
(3)この規定に違反した場合、協会にて協議し、処罰することがある。処罰は、一定期間の出場停止、その他とする。
※二重登録とは、同一シーズン中に複数のチームで出場した場合のこと、等を言う。
※虚偽登録とは、ハイクラス選手に該当するにも関わらず、その旨提示及び申告をしなかった場合のこと、等を言う。
9.棄権
(1)年間を通しての大会のため棄権は認めない。
(2)人数が足りない場合は事前に協会に相談すること。
(3)棄権したチームは協会の決定した罰則を受けること。
10.コートの準備および後片づけ
(1)コートの準備は第一試合に関わるすべてのチームで協力して行う。
(2)準備範囲は自チーム側ベンチ・リングの設置とする。オフィシャル席・得点板設置等は両チームで行う。
(3)コートの後片づけは最終試合を行なったチームで協力してベンチ・リング等の片づけとコートの清掃を行う。また、チーム代表者と協会で体育館内(フロア・観客席・ロビー・更衣室等)の点検を行う。
(4)最終試合のオフィシャル担当チームは、オフィシャル用具・得点版等の片付けを行う。
(5)準備・後片づけを怠った場合は協会がこれを確認し、罰則を適用する。
11.その他
(1)各チームはコート内の整理整頓および喫煙場所に注意し、清潔・清掃を励行すること。
(2)ゴミは必ず持ち帰ること。
(3)会場の備品・ガラス・ドア・リング・ネット等の破損、タイマー等の故障、ボールの紛失等が起きたら、速やかに協会へ連絡すること。
(4)競技中の怪我については、当協会では責任を負いかねるので、各チームで適切な準備および処置をすること。
(5)貴重品・所有物の管理は各チームが責任をもって管理すること。紛失・破損があっても、協会では一切責任を負わない。
(6)喧嘩・暴力・暴言等の行為は厳禁。
(7)施設内の電源を勝手に使用しないこと。(ビデオカメラ・携帯電話の充電等)
(8)無気力試合の禁止。
12.入れ替えについて
上記大会要綱を守れないチームおよびマナー・モラルを守れないチームは協会の判断により次年度のシーズン参加を認めない。
出場停止のチームが発生した場合、キャンセル待ちの新規チームと入れ替えを行う。
13.施行期日
この大会要綱は、2017(平成29)年1月1日より施行する。